副業ライター歴1年になりました、ますまろです。
この記事には
- クラウドソーシングで仕事を取る際に書く提案文を書くポイント
- 私が実際に使っている提案文の原文
が書いてあります。
ライターを始めたはいいものの、提案文に困っている人は多いのではないでしょうか?
とお悩みの方に、「提案文を書くために押さえておくべき5つのポイント」をご紹介します。
これだけを意識すれば採用率もぐっとアップしますので、ぜひ実践してみてください。
実は私も、提案文の書き方についてはずいぶんと悩みました。
というか、今も結構悩みます。
正直、1年経った今でも、結構時間を使ってしまいます。(恥ずかしながら、提案文書いてる間に募集が終わってしまった、なんてこともあります)
でも、提案文はクライアントに提出する選考書類です。いわば自分のことをPRできるチャンス!
ある程度書きなれてくれば、書き方のパターンもつかめてきます。
もし良いご縁がなかったとしても、改善しながら提案し続ければ必ず仕事は取れます。気合入れて書いていきましょう!
今さらながら、クラウドソーシングの提案文は履歴書の志望動機に似てると思う。
これまでの経験から、こういう部分で役に立てる、会社に貢献できるとアピールする。
面接と違って失敗してもダメージは少ないから何度でも試せるし、応募先の時間を奪うこともない。
質を意識しつつ、量で攻めましょう
— シバル@〈ttingwie〉WEBライター兼見習いコーダー (@ttingwie) June 9, 2020
採用される提案文に必要な5つのポイントとは?
私が考える、採用されやすい提案文のポイントは下記の5つです。
- コピペや定型文じゃない
- ビジネスマナーを守っている
- 依頼概要で求められていることを必ず書く
- ライターとしてどんな価値が提供できるのか明確にする
- 連絡やレスが早い人だと分かるようにする
「具体的にどういうこと?」と思われる部分もあると思うので、実際に私がライターを始めて2ヶ月目の頃に書いた提案文を元に解説します。
ちなみに私のライター2ヶ月目は、激安案件を書きまくって消耗し、1度ライターを諦めようとしていた頃です。
きちんと1件ずつ丁寧に向き合っていこうと反省し、提案文の書き方やライティングについて勉強を始めた頃でした。
つまり、ほとんど初心者のときの提案文です。
そんな私でも、1年トータルでの採用率は、約80%ほどでした。
100%とはいきませんが、なかなかの数字ではないでしょうか?
採用率が全てではありませんが、コンスタントに仕事を取れるようになれば、月5万円以上は十分に射程圏内です!
採用される提案文とは?実際の文章をもとに解説
実際にお送りした提案文をご紹介します。
応募したプロジェクトの依頼概要と合わせてお読みください。
【応募したプロジェクトの依頼概要】
- メディアのテーマ:生活の知恵や知識、便利グッズなどの記事執筆
- 求めるレベル:経験者
- 報酬:1.0円/文字 1記事3000~5000文字
- キーワード、構成指定あり
- 応募時に下記記載のこと
ライター経験の有無/執筆する時間帯・週の稼働時間/日中の連絡の可否
このプロジェクトに対して送った提案文がこちらです。(ほぼ原文まま)
はじめまして、ますまろと申します。
生活の知恵や知識に関する記事執筆に興味があり、応募しました。
副業ライターを始めて2ヶ月ほどで、タスク案件の他、雑学系のブログ記事執筆のプロジェクトを●件完了しています。
・ライター経験の有無:無
・執筆する時間帯:平日夜、土日(20時間程度/週)
・日中連絡:メッセージは不定期ですが閲覧可、確認次第ご連絡します
私は、昼間は会社員として働いている兼業主婦です。
副業ライターとして執筆する時間を作るため、日頃から家事効率や導線を工夫するようにしています。
そのため、家事を簡単に済ませるトリビアや、掃除や料理グッズに関する知識が豊富です。
これらの経験を活かしながら、仕事や育児を頑張る女性のお役にたてるよう、働く主婦目線での分かりやすい記事執筆に貢献できればと考えています。
記事執筆に慣れてきたら、記事構成のアイディア出しなどもお手伝いさせていただけるかと思います。
ライターとしての経験は浅いですが、その分、素早いレスポンスと綿密なコミュニケーションを大切にします。
納期は事前相談の上、できるだけ早い段階での納品を心がけます。
(万一難しい場合は、すぐにご相談させていただきます)
また、ぜひ本採用の前にテストライティングの機会をいただき、ライティング能力についてもお役に立てるかご確認いただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
ひとまず、コピペではないことはお分かりいただけるのでないかと思います。その上で、提案文に必要な要素を解説していきます。
コピペや定型文じゃないことの重要性
私は基本的に、提案文はクライアントごとに毎回考えて出しています。
提案文をイチから考えるのって、結構エネルギーがいりますよね。
せっかく提案しても、不採用になれば1円も稼げません。
特に副業ライターの場合は、時間も限られているし、定型文を送りまくって効率化したい気持ちはよく分かります。
それでも、提案文を定型文にするのはおすすめしません。
なぜなら、クライアントは提案文をとてもよく見ているからです。
☑️Webライターの提案文
案件に応募しても受からないのが続いてました。
考えられる理由は
手を抜いて提案文をほぼテンプレート化してたから。
テンプレート部分は作りつつも、冒頭部分で募集する案件に関して、自分なりの解釈を入れるようにしました。
これを意識したら打率上がりましたよ😊
— ライ🦁凡人パパ×ブログ×Webライター (@blackrai7) June 2, 2020
ある程度はテンプレート化しつつ、自分なりの解釈や熱意がとても大切なんです。
実はこの提案文を出したのち、この案件は一度不採用になっています。
「今回は応募多数で、すでに募集人員に達してしまったので」という理由でした。
しかし、その翌日に
「提案文がよかったので、一度書いてみませんか?」とご連絡いただけたのです。
辞退者が出たことによる補充だったのかもしれませんが、これが定型文でコピペだと丸わかりの文章だったら…
きっと見向きもされていなかったでしょう。
しっかり考えた提案文は、それだけクライアントの担当者の心にも残る可能性が高いです。
経験が浅くて実績がないときほど、時間かけてでも提案文には熱をこめて、力を入れるべきだと考えます。
お客様もクリエイターさんも、やり取りに「温度」が感じられれば、いいご縁になる可能性が高い気がします。本気の言葉は、不器用でも響きます。執筆する記事も、どこか人の暖かさを感じていただけるように意識しています。提案文だって返信のメール文だってそう。本気を伝えないと。
— 亀梨奈美 |不動産ライター・編集者 (@namikamenashi) June 12, 2020
自分の本気を伝えるのがいかに重要だとかってことですね。
ビジネスマナーを守っていること
ビジネスマナーが守れない人は、社会人として信頼されません。
提案文の最初に名乗り、自分は何者なのか?を明確にしておきましょう。
名前はペンネームでもかまいませんが、ふざけた名前にしてると、自分が恥をかくことになります。
ペンネームは自分で名乗っても恥ずかしくない、覚えやすい名前にしましょう。
ビジネスマナーは、本業で培ってきた人も多いはず。基本をきちんと押さえておくだけで、とても丁寧な印象を持ってもらえますよ。
依頼概要で求められていることは必ず書く
依頼概要の最後に、質問やアンケートが記載されている場合があります。
これらの内容は、ライターを募集しているクライアントさんが一番知りたいポイントとも言えます。
なので、提案文の最初の段階で答えを明確にしておくと親切ですね。
逆に、提案文がこれに回答する内容になっていないと、「この人、ちゃんと読んでない人だな」と判断されて採用されません。
必ず分かりやすく記載しておきましょう。
ランサーズに仕事依頼した際の気付き
☑️明らかなテンプレ文は読む気なくす
☑️依頼文をちゃんと読んでない人は提案文から伝わる
☑️依頼者のことを考えない、自分をアピールするだけの文章は不愉快
☑️過去の制作物を見せない人には不安で仕事を頼めないこれは自分の営業にもかなり活かすことができる
— カンスケ@神戸のWeb人間 (@kansuke_shimo) February 5, 2020
ライターとしてどんな価値を提供できるのか?を明確にすること
クラウドワークスでライター募集しているクライアントさんは、ブログなりメディアなりを持っています。
その目的は、「〇〇という課題や問題を解決するため」です。
だから、提案文には「〇〇という課題に対して、私ならこうできる!」という提案が必須!
ちょっと難しいですが、提案文で一番頭を使うべきところではないかと思います。
たとえば、今回の私の提案文の場合…
募集概要には、生活の知恵や知識・便利グッズとありました。
そこで、私は次のように推測しました。
こういった情報が欲しいのは、主婦(夫)の人では?
→このメディアの目的は、主婦向けの情報を発信すること?
→未経験だけど、自分の経験を踏まえて主婦目線でリアルな記事を書ける!
という感じです。
それを踏まえて、このように記載しました。
私は、昼間は会社員として働いている兼業主婦です。
副業ライターとして執筆する時間を作るため、日頃から家事効率や導線を工夫するようにしています。そのため、家事を簡単に済ませるトリビアや、掃除や料理グッズに関する知識が豊富です。
これらの経験を活かしながら、仕事や育児を頑張る女性のお役にたてるよう、働く主婦目線での分かりやすい記事執筆に貢献できればと考えています。
記事執筆に慣れてきたら、記事構成のアイディア出しなどもお手伝いさせていただけるかと思います。
クライアントに貢献できる理由として、主婦目線でのリアルな記事が書けること。
その根拠として、日ごろからいろんな工夫をして時間を作っていることを記載しました。
ライター初心者が構成のアイディア出しって無謀な提案だな…と今になってはちょっと恥ずかしいですが、それくらいの熱意があることは伝わったのかなと思います。
メディアの目的は、クライアントによってさまざまです。それに対して提供できる価値も、ライターの個性が一番出るところです。
かなり悩むポイントですが、本業や趣味に直結することだったら提案も書きやすいのではないかと思います。慣れないうちは、まず自分が知識や経験豊富な分野から挑戦していくことをおすすめします。
ほかにも、修正に柔軟に対策する、連絡は即レスする、といった姿勢も立派な価値です。
クライアントのためにできる価値提供はなにか、日頃から考えておけば、提案文を書く効率も上がりますよ。
クラウドソーシングサイトで仕事を受注したいなら、提案文が命です。その中でも自分が何ができて、どう貢献できるのかを伝えることです。スキル実績がなくても、「読者目線で書くことを徹底できる」とか「修正は何度でも受け終える」とか。今の自分にできる最大限の付加価値を提案すべき。
— たけし|ライター (@takeoinvests1) June 12, 2020
連絡やレスが早い人だと分かるようにする
webライターは、返事早い人=仕事ができると判断されます。
これは間違いありません。
経験則ですが、継続取引のあるクライアントから昼過ぎにメールがきていたのですが、仕事後の夕方に返事をしたらもう他の人に決まっていた…ということがありました。
この間これで仕事逃してん…昼間にメールきてて、みたら夕方で…仕事中にずっとスマホ見てるわけにはいかないとは言え、悔しかった!副業ライターは返事は寝かしちゃダメだ。。 https://t.co/l02DPq6yJY
— ますまろ@副業webライター応援 (@MasumaroWriter) June 11, 2020
返事やレスが早い人は、それだけ仕事を獲得するチャンスが増えます。
そのためにも、できる限り密にコミュニケーションを取れる、という姿勢は必ず見せましょう。
ただ、副業でライティングをしている場合は、日中の連絡はなかなか難しいときもありますよね。
応募の段階で、副業であることと、連絡しやすい時間帯は必ず明記しておきましょう。
そうすれば、連絡時間帯に考慮してくれるクライアントさんもいらっしゃいます。
また、もし会社で個人携帯を触れる環境なら、昼休みに1回か2回はメッセージを確認するようにしておきましょう。
副業であることを告げていても、考慮してくださらないクライアントさんの場合は、継続して一緒にお仕事するのは難しいでしょう。
スキルというよりは条件の不一致なので、きちんとお断りをして次にいきましょう。
まとめ
初心者でも採用率をアップさせる提案文の書き方についてご紹介しました。
最近はライターさんの参入も増えてきて、なかなか案件を取るのが難しくなってきました。
それでもやるのはただ1つ!クライアントさんのことを考えて提案営業するのみです。
マイペースに、でも一生懸命頑張っていきましょう!